こんにちは。土砂降りの雨でしたね。濡れませんでしたか?
TORAELの竹末研一です。
ウォール・ストリート・ジャーナルではときどき驚くべきスクープ記事を発表します。
福島の子どもで甲状腺癌が続発している件では、癌を防ぐヨウ素タブレットを
原発事故直後に役所が配らなかったことをスクープしています。
東芝不正会計事件が長引いている件では原発利権が絡んでいるようです。
決算発表できない東芝に何があったか?
今回のスクープは不正会計事件に揺れる東芝についての記事です。
未だに2014年度の決算報告が出せず、昨日の株主総会でも
約500億円の損失の原因がハッキリしませんでした。
■ウォール・ストリート・ジャーナルの分析では、東芝不正会計の原因は原発事故
WSJ June 22, 2015
http://www.wsj.com/articles/toshiba-still-struggles-with-fukushima-impact-1434998874?tesla=y
Toshiba Still Struggles With Fukushima Impact
東芝、未だに福島原発事故の衝撃に苦闘
struggle with 闘う、苦闘する impact 衝撃
■東芝不正会計の「半分」は原発事故関連投資(東電スマートグリッドメーター)でした。
しかし、スマートメーター契約をミスったのか、未収分を入ってきたものと仮定して
帳簿に載せたのか分かりませんが、収益が約500億円水増しされています。
とにかく帳簿が閉じていません。
週刊誌に東芝トップの派閥抗争が報道されています。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道が正しければ、
激烈なセクショナリズム・派閥抗争のなかで、表に出ていない(失敗した)
原発プロジェクトの事実や数字があるのかもしれません。
■派閥抗争は情報戦
実際に体験した人は分かるでしょう。
大企業では嵐のような嫉妬にもとづく情報の操作、隠し合いがまかり通ります。
ポジションをめぐるチキンゲームです。
間に挟まれた部下たちは苦しいでしょう。
それを乗り越えて出世していくのが大企業での椅子取りゲーム。
しかも競争相手は気が遠くなるほど多い。
考えておかなければならないのは、ゲーム中に、自分が属する派閥がずっこける可能性もあるし、
会社が傾くこともあることですね。シャープやJALのように。
だから、ゲームへの参加の有無はともかく、自分の仕事力も磨く、
というクールな立場を保っておく方が賢明のような気がしませんか?
では、来週もよい1週間を♪
☆東京麹町のスタバから TORAEL竹末研一☆