爆買いの先には何がある?

こんにちは。WSJが2日で読めるTORAELの竹末研一です

銀座に行ったら、ここは中国か?と思うほど中国語が飛び交っています。
日本人並みにお給料をもらっている中国人が日本人の何倍もいて、
彼らが円安のお陰でで買い物天国となった日本に大挙して押し寄せています。
何とかならないか、というのもTORAEL竹末の正直な気持ち。

ですが、WSJによると爆買い中国の終わりは確実にやってきます。
・インバウンド需要で潤っている業界は、祭りの後を意識すべきでしょう。

China’s Bid to Alter Demographic Trend Will Be Tough
人口トレンドを変えようとする中国の取り組みは困難になるだろう
http://www.wsj.com/articles/chinas-bid-to-alter-demographic-trend-will-be-tough-1446225904?alg=y&cb=logged0.21194820338860154

中国ではどんどん若い人が減っています。一人っ子政策を止めたとしても、
適齢期の女性が激減していてもう子どもは増えません。
しかも、一人っ子政策で跡取り男子偏重主義が生じて男女のアンバランスが生じています。
男性の2割近くが結婚にありつけません。
軍部がそのパワーを活用しているのかもしれないのですが。。

■働く人が爆発的に縮小

中国の15歳から59歳の人口が占める割合は、2010年の75% から2014年の66%に減っています。
これは世界最速のスピードです。
単純計算で1億人の労働力が消えています。
労働力が4年で1割近く消えているのに、中国の経済成長率が6.9%というのは信じられますか?

■バブル崩壊と生産年齢人口のピークはほぼ一致します

ここでレビューしてみましょう。日本のバブル崩壊は1991年です。
生産年齢人口のピークとほぼ同じでした。

中国の生産年齢人口のピークは2010年でした。新聞・週刊誌は中国経済のバブルが
崩壊したと騒いでいますが、それは見せかけの数字に騙されて、
過去の話を追っかけているだけかもしれませんね。追い打ちをかけるようにWSJはこう言っています。

人口を操作するのは日本も含めてどの国も失敗しているのです。

■米国は、兵士になれる若者がこれから半減することを確認した上で、
南シナ海の中国の人口島の近くに空母を進めてきています。
日本がバブル崩壊したように、中国の人口トレンドは、巨大な影響を世界に与えていくはずです。
事実ベースで物を考える習慣をつけると様々なことが見えてきます。

さあ、最新ビジネス情報を海外からリアルタイムに掴んで仕事力をアップさせましょう!

TORAEL竹末研一より@麹町スタバ

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