【驚き】アマゾンCEO辞任で、クラウドの莫大な利益が明るみに/ Rising Power 勃興

こんにちは。海外英字新聞/論文が2日で理解できるTORAELの竹末です。
@東京目黒の自宅にて
最近、在宅勤務が続き、中目黒、恵比寿、五反田エリアのランチが美味しいこともあり、
太り気味です。

さてアマゾンCEOのジェフべゾス氏退任の報道に驚きましたね。

ボクがさらに驚いたのは、アマゾンはネット通販の会社なのに、次期CEOは売上比率がたった1割のクラウドコンピューティング部門出身だということ。

調べてみるとアマゾンの利益の6割はクラウドコンピューティング部門AWSから生み出されていて、その額はなんと1.5兆円! 売上では無くて利益ですよ!

2019年まで米国外のアマゾンは赤字だったのですが、いくら赤字を出してもAWSの膨大な利益があるので大丈夫!余剰利益でガンガン世界進出できるし、輸送用のジェットまで買えたというわけだったのです。

バックグラウンドが違うから、楽天も押されてジリ貧になってきているのですね。
これが世界の現実。英語が分かれば簡単に情報入手できます。

では、今日の記事もサクサク理解してみましょう!

■「Andy Jassy’s Climb to Amazon CEO Shows the Cloud’s Rising Power」
WSJ Feb 3, 2021
https://www.wsj.com/articles/andy-jassys-climb-to-amazon-ceo-shows-the-clouds-rising-power-11612363207

climb登ること

訳例「アンディ・ジャシー氏のアマゾンCEOへの昇進は、クラウドの勃興を示している」

<ポイント>
climbを登山の話とはとらえず、この場合は「昇進」と訳すとスムーズです。

■「Business of providing remote computer services represents about 10% of Amazon’s sales but produced its next leader」

provide提供する、represent相当する

訳例「リモート・コンピュータ・サービスを提供するビジネスはアマゾンの売上の約10%相当だが、次のリーダーを輩出することになる」

<ポイント>
butで分かりますね。通常、次のリーダーは売上シェアが一番大きいところから出るという一般的な考え方に反して、たった10%の売上しか上げていないところからリーダーが出ます。そのニュアンスも含めて理解したいです。

■「The elevation of Andy Jassy to become Amazon.com Inc.’s next chief executive of is one of the clearest signs yet that fortunes in the tech industry are increasingly made in the cloud.」

clearest 最も明らかな、fortune 幸運、富⇒ここでは、利益、yet 今までのところ、sign兆候、証拠、tech industryテクノロジー業界

訳例「アンディ・ジャシー氏が昇進してアマゾンの次の最高経営責任者になることは、今までのところ最も明らかな証拠だ。それはテクノロジー業界の利益がさらにクラウドから生まれるということだ。」

<ポイント>
that節をひっくり返すと素早く読めないし、複雑英会話も出来ません。

極力前から理解するように練習すると、スティーブ・ジョブズのスピーチのような知的英会話がサクサク理解できるようになりますよ!

■今日は、お金の流れで未来が分かりますね!という、びっくりするようなニュースでした。

身近でもデジタル化でコロナ後のライフスタイルを激変させるような準備をあちこちでしているのを感じます。

今、若いエンジニアやマーケターと一緒に仕事したりもするのですが、中小企業でも、
既存の業務、たとえばセールス活動をLINEのBOTに置き換えるようなことが現在進行系ですね。

あなたはどう思いますか? 

ではまた~。

from TORAEL竹末より@東京目黒の自宅にて、


【驚愕!】ソーシャルメディアの力に凍りついたプロ投資家の話

こんにちは。海外英字新聞/論文が2日で理解できるTORAELの竹末です。
@東京中目黒のStarbucks Reserveにて

さて、日本にはほとんど入ってこないニュースもあるもので、最近はゲームストックという世界一大きいビデオゲーム販売チェーンの話をWSJのポッドキャストで聞いて驚愕していました。

この会社、オンラインゲームへの顧客流出が続き大赤字です。最近は見捨てられたボロ株だったのですが、この一週間の急騰で5倍に跳ね上がってしまいました。

ソーシャルメディア上で、ゲームマニアがこよなく愛するゲームストック株を買おうぜ!という動きがあったそうです。

プロ投資家のヘッジファンドは素人投資家に負けてなんと”1兆円以上の損失”を出して泣いています。

■では、サクサク訳して理解できますか?

■「GameStop Mania Reveals Power Shift on Wall Street-and the Pros Are Reeling」
WSJ Jan 27,2021

reveal暴露する、reelよろめく、混乱する、

「ゲームストップ・マニアがウォール・ストリートでのパワーシフトを暴露!ーそして、プロは混乱」

■「The power dynamics are shifting on Wall Street. Individual investors are winning big-at least for now-and relishing it.」

dynamics力学、shift変わる、relish (経験のなかで)楽しむ Individual investors個人投資家

「力関係がウォール・ストリートで変化している。個人投資家が巨大投資家に勝利し – 少なくとも今のところは – それを楽しんでいる。」

<ポイント>
bigの後ろにはinvestors投資家が省略されていますね。

■「An eye-popping rally in shares of companies that were once left for dead including GameStop Corp. GME, AMC Entertainment Holdings Inc. AMC and BlackBerry Ltd. has upended the natural order between hedge-fund investors and those trying their hand at trading from their sofas.」

eye-popping目玉が飛び出る、驚くべき、rally反騰、反発、share株式、left for dead(見込みなし)として見捨てられる
upendひっくり返す、natural 普通の、自然な、order序列、try one’s hand 腕を試す、挑戦してみる

「目玉が飛び出るような反発が、かつて見込みなしとして見捨てられていた企業の株、ゲームストックGME、AMCエンターテインメント・ホールディングスAMCとブラックベリーで起きていて、ヘッジファンドの投資家とソファから取引に挑戦している投資家との間の通常の序列をひっくり返している。」

<ポイント>
has upendedひっくり返す、の主語がAn eye-popping rally目玉が飛び出るような反発、であることに気づきましたか?

★このレベルの英文になると、Google翻訳やDeepLはまだまだダメですね。人間だったらパズルを解くコツを掴めば一発で分かりますよ!!

⇒ ソーシャルメディアで繋がった素人が、これまで力を持っていたプロ投資家を打ち負かすという、びっくりするようなニュースでしたね。

いかがでしたか?
原理原則を完全に理解して、機械翻訳と併用して、知的生産性を極限まで高めましょう!

実は簡単です。中学英語を中心とした英語の原理原則をおさえることが重要です。

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2500人以上が特訓で学んだ3色分析で TOEIC 100-300アップ、業務効率化を目指そう!!

ではまた~。

from TORAEL竹末より@東京中目黒のStarbucks Reserveにて、なかなか快適です。。

コロナで出来た細切れ時間を使って
英語力を飛躍的に伸ばしてみたい方はぜひお試ししてみてくださいね!


■英語で楽しむ!日本アニメのグローバル化

こんにちは。竹末です

■今日の記事解説です。
フィナンシャル・タイムズが最近元気が良いソニーのアニメ事業や日本アニメのグローバル化について詳しい解説記事を掲載していました。

海外ビジネスを志す方にはヒント満載で必読記事です。日本アニメの半分48%は海外販売で右肩上がりですって。テレビは僅か4%。
ソニーSMEの小会社アニプレックスは、アニメのネットフリックスのポジションを狙えそうな勢いですね。

■今日のフレーズを覚えながら、サクッと読んでみましょう!

make it a rule to~、~することにしている
what it takes to~、~するのに必要なもの

■Japan’s anime goes global: Sony’s new weapon to take on Netflix
FT.com Jan 24,2021

take on 対決する、挑戦する

<ポイント>
goは「行く」ではなく、補語をとって「~の状態になる」ですね。

<訳例>
「日本のアニメがグローバル化へ:ソニーの新兵器がネットフリックスに挑戦する見込み」

記事もサクサク読めますか?

■「As the Covid-19 pandemic forces the entertainment world to rethink delivery to an audience now consuming most of its content on small screens, the multibillion-dollar question is whether Japan’s esoteric anime industry and its annual output of more than 107,000 minutes has what it takes to make Demon Slayer the rule, rather than the exception.」

pandemic 大流行、delivery配信、audience視聴者、question課題、esoteric秘伝の、秘密の、make it a rule to~、~することにしている、what it takes to~、~するのに必要なもの

<ポイント>
最初の部分は無生物主語をスムーズに訳したいです。後半部分は分けて考えると良いですね。
1.the multibillion-dollar question is whether~
2.~ has what it takes to make Demon Slayer the rule, rather than the exception.
 make Demon Slayer the rule,は、「鬼滅の刃をルールとする」つまり「鬼滅の刃(のビジネスモデル)を長く続くものにする」ですね。

<訳例>
「Covid-19の世界的流行によって、エンターテイメント業界は、小さなスクリーンでコンテンツの殆どを今や消費する視聴者に対して配信の見直しを余儀なくされている。数十億ドル規模の(議論すべき)問題は、日本秘伝のアニメ産業とそれが制作した年間10万7000分を超えるアニメが、鬼滅の刃(のビジネスモデル)を例外とせず長く続くものにするために必要なものを持っているかどうか、ということである。」

■「For many industry executives, the stage is now set for Japanese animation to truly go global. A newly invigorated Sony is competing with Netflix and global streaming giants to uncover the still untapped trove of lucrative anime content」

invigorate活気づける、compete競う、uncover 発見する、見出す、untap まだ活用されていない、lucrative 利益が上がる、trove of ~の宝庫

<ポイント>
to不定詞を「結果の不定詞」と考えて、前から順番に理解するとスムーズです。訳せますか?

<訳例>
「多くの業界幹部にとって、日本のアニメが真の意味でグローバル化する舞台が今や整った。新たに復活したソニーがネットフリックスや世界のストリーミング大手と競って、未だ活用されていない利益率が高いアニメ・コンテンツの宝庫を発掘している。」

仕組みが分かるとGoogle翻訳がなぜこのような翻訳になるのか、そして不自然な訳となっているのは、どこの部分が変なのかが一瞬で分かります。

■これからは、原理原則を完全に理解して、機械翻訳と併用すれば、仕事の生産性を極限まで高めることができますね。

その意味で付け焼き刃の知識ではなく、中学英語を中心とした英語の原理原則をおさえることが、これまで以上に重要になってきています。

原理原則を楽しく学習しましょう!

ではまた~。